2歳になったお子さんとの毎日で、イライラすることってありますよね?
「なんでこんなことでイライラしているんだろう…」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
ですがご安心ください。
この記事では、そんな時の解決方法・心が軽くなる子育てのコツを、
10年間保育士をしてきた私がわかりやすくお伝えします。
■この記事でわかること
- イヤイヤ期がどういうものか、それを上手に乗り越えるコツ
- イライラを少しラクにする小さなアイデア
- ほかのママ・パパが実践しているイヤイヤ期の対応方法
記事を読み終えた時、イヤイヤ期の子育てがもっと気楽に、楽しく進められるヒントが手に入ります。
さあ、一緒に心地よい子育ての方法を見ていきましょう。
2歳児との日々でイライラするあなたへ
心がラクになる子育てのアイデア 1
イヤイヤ期って何?ママ・パパが知っておくべきこと
「イヤイヤ期」は子どもの心が成長している大事な時期
2歳のころ、子どもたちは「いや!」とよく言うようになります。
これは、子どもが「自分で決めたい」と思い始める時期で、自分の意見を主張するようになった大切な成長段階です。
専門家たちも、この時期に子どもが自分の意見を主張するのは、自分で考え、自分で決める力が育ってきている証拠だと説明しています。
たとえば、服を選ぶときも「これがいい!」と自分で選びたがるようになりますよね?
そうすることで、子どもは自分で考える力を育てているのです。
「この時期の子どもは、自分で考えて行動しようとしている。」
このことをまず理解することが、ママ・パパがうまくお子さんに対応するための第一歩です。
イヤイヤ期のストレスを和らげるコツ
自分に小さなごほうびをあげる
イヤイヤ期を理解したものの、子育て中どうしてもイライラする時はあります。
子どもが何に対しても「イヤ!」と言うようになると、ママ・パパも大変ですよね。
そんなときは、自分にちょっとしたごほうびをあげることがおすすめです。
おいしいお菓子を食べたり、好きな音楽を聴いたりと、自分の好きなことを日々の中に取り入れてみてください。
それだけで気持ちが少しほぐれて、明るく子どもと向き合えるようになります。
時々子どもから離れてリフレッシュ
そして時には子どもから離れて、自分だけの時間を持つことも大切です。
たとえば家族に子どもを見てもらい、自分はカフェでお茶を楽しんだり、お友だちと遊んだり、近所を散歩したりするだけでも気分がスッキリします。
こうした『一人の時間』を意識して作ることで心がリフレッシュされて、子どもとの時間も落ち着いた気持ちで楽しめることでしょう。
自分に優しくすることがイライラを減らし、子どもとの素敵な時間を増やす助けになります。
これらの小さなコツを使って、イヤイヤ期の大変な日々も楽しく乗り越えましょう。
他のママ・パパはどうしてる?イヤイヤ期の対策
子どもに選択肢を与える
2歳の子どもたちは自分で選びたいという意思が強くなります。
なので服やおもちゃなど何かを選ぶ時に、お子さん自身に「どれがいい?」と聞いて選ばせてあげるといいでしょう。
すると子どもは「自分の話を聞いてくれるんだ」という安心感や信頼感、自分で選んだという自信や達成感から、イヤイヤ言うことが少なくなるのです。
これは、親子の信頼関係も深まるいいチャンスになるのでぜひ試してみてください。
時間に余裕を持つ
忙しいときほど、子どもはグズってイヤイヤを始めがちです。
なのでお出かけや何かをする時は、時間に余裕を持つことを意識しましょう。
子どもは大人の気持ちにとても敏感なので、ママ・パパが落ち着いていると、子どもも落ち着くことができます。
「子どもを落ち着かせようとする前に、ママやパパ自身が落ち着ける状態を作る。」
これがイヤイヤ期には効果的です。
これらの方法は多くのママ・パパが実践しており、日々の子育てを少しでもラクにする助けになっています。
子どもに選んでもらい、時間にゆとりを持つことで、イヤイヤ期をうまく乗り越えていきましょう。
子どもとのいい関係を保つアイデア
スキンシップとコミュニケーションを大切にする
子どもとの絆を深めるためには、スキンシップとコミュニケーションがとても大切です。
日ごろ、お子さんが「だっこ」と言った時にだけ、だっこをしていませんか?
それはとてももったいない!
ママ・パパから積極的に抱きしめる・手をつなぐなどのふれあいをすると、子どもは「自分は愛されている」と安心感を持てて、親子の信頼関係をより深めることができます。
それだけで子どもが落ち着いて、「イヤイヤ」が減ることもあるのです。
また子どもが話すときは目を見て、ゆっくりと聞いてあげることも大切です。
目を見て落ち着いて話を聞くことで、子どもは「自分の話をちゃんと聞いてくれる」と感じ、ママ・パパとのやりとりを楽しむようになります。
逆に、子どもの話を目も合わせずに「はいはい」と聞き流していたらどうなるでしょうか?
子どもは「何も聞いてくれない」「わかってくれない」という不安やイライラが増して、「イヤイヤ」がよけいに強く出てしまうのです。
私達大人も、自分の話をまともに聞いてくれない人には不信感を持ってしまいますよね?
子どもは特にそれを敏感に感じてしまうのです。
ぜひ積極的にお子さんにスキンシップをして、笑顔でお話を聞いてみてください。きっとお子さんの笑顔が増えますよ。
小さなことでもたくさん褒める・感謝する
子どもが何かいいことをした時、それがたとえ小さなことでも、しっかり褒めて感謝を伝えてください。それも大げさに!
おもちゃをきちんと片づけた時や、新しいことを少しできた時に、
「すごい!お片づけしてくれたの!?ありがとうね!ママすごくうれしい!」
と言うと、子どもはとても嬉しい気持ちになります。
すると、またいいことをしたいと思うようになり、良い習慣が身に付くようになるのです。
上手にできなかった時でも「すごい!ここまで一人でがんばったんだね!」とほめたり、
「よくがんばったね!この後はママ(パパ)と一緒にやる?それとも自分でまだやってみる?」と子どもに選んでもらう方法と合わせて使うのも、とても効果的です。
そして上手に褒めるコツは、結果ではなく過程を褒めること。
「できた」ではなく「してくれた」でたくさん褒めてあげましょう。
積極的にスキンシップして、目を見て笑顔で話を聞いて、小さな成功も失敗もたくさん褒めて感謝を伝えましょう。
そしてお子さんとのかけがえのない素敵な信頼関係を作ってください。
まとめ
子育ては楽しいこともいっぱいですが、どうしようもなくイライラしてしまうこともあります。
特に2歳の子どもが「イヤイヤ」って言う時期はものすごく大変ですよね。
ただ、だからこそ親子で一緒に大きく成長できる大切な時期なのです。
そんな時期を少しでもラクに楽しく過ごすために、いくつかのアイデアを紹介しました。
- 自分にもちょっとしたごほうびを
- 一人だけの時間を作って、気分をリフレッシュしよう
- 時間にゆとりをもって、子どもに選んでもらおう
- スキンシップはママ・パパから積極的に
- 小さなことにも、大げさに褒めて感謝しよう
子育て中のイライラは誰でも感じること。決して悪いことではありません。
今回の記事で、あなたの毎日が少しでも楽しいものに変わったらとても嬉しいです。
子どもとのかけがえのない時間をたくさん楽しみましょう。
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